「光星高校でカンボジアの留学生との交流会が行われた。学年を問わず多くの生徒が参加し、英語でお互いの国を紹介しあった。そこで企画者に話を伺った。交流会を開いた背景について「以前彼らと触れあったとき、生き方や考え方に感銘を受けたので、他の人ともその気持ちを共有したいと思った」と語った。
また、留学生の一人のミンムエさんにも話を伺った。大学では救命救急医を目指して日々勉強しているミンさん。「母国では貧困に苦しんでいる人も多い。そのため、医者になって少しでも多くの人を救いたい」と、真剣に自らの夢を打ち明けた。」
光星新聞2017新入生歓迎号(平成29年5月12日発行)
当基金発足のきっかけとなった、カンボジアの無料日本語学校「WAT月下」で当時勉強し、現在は北海道大学の学生であるワッティさんも交流会に参加しました。当基金に彼からメッセージが届きましたので、ここに掲載します。
2006年にカンボジアのシェムリアップ地区にある「WAT月下」という学校で日本語を学びました。この学校はカンボジアの若者へ無料の日本語教室を提供する、北海道札幌市の驚くほど親切な方が主催しました。言語だけではなく日本の文化について学び、たくさんの良い友達を作り、多くの日本人と知り合えました。
私は日本が大好きになり、いつか日本で勉強したいといつも夢見ていました。2015年に「WAT月下」の寛大なサポートにより初めて日本を訪れる事ができ、幸運な事に北海道大学の学生として受け入れられました。
札幌でもWAT月下のメンバーはとても親切に私を支えてくれました。そしてWAT月下のメンバーとの繋がりを通して、カンボジアの医学生を支援する札幌みらいクリニックの 「みらいアンコール基金」が設立される事を知りました。
これによって、カンボジアの助産師である私の妹が札幌に来ることができ、札幌みらいクリニック訪問、見学をする事ができました。妹にとって素晴らしく幸せな時間を過ごすことができました。
私はWAT月下とみらいアンコール基金の優しさに心から、とてもとても感謝しています。