4月にカンボジアの学生が来道しました

4月にカンボジアの学生たちが日本に来た時の様子をご報告させていただきます。
訪れた場所で沢山の人の温かさに触れました。

2018年4月8日(日)日本に到着

到着した日曜日、カンボジアの学生一行は疲れも見せず、まずは院長に再会するため、みらいクリニックへ向かいました。
当日はNHKさんの取材を受け、その模様は4/19(木)NHK「ほっとニュース北海道」にて放送されました。

4/9(月)午前 北祐会神経内科病院さま見学

温かく迎えてくださった北祐会神経内科病院さまでは、看護部部長の佐藤美和さんに院内を案内いただき、また理学療法士の飯島健介さん、鳥羽悠斗さんにもリハビリテーションについてわかりやすくご説明いただきました。
全ての職員さんが笑顔で声をかけてくださり、そのホスピタリティの素晴らしさに一同感動しました。

4/9(月)午後 札幌北楡病院さま見学

札幌北楡病院さまでは、血液内科診療部長 太田秀一先生に院内をご案内いただき、お話を伺いました。
太田秀一先生はずっと優しい笑顔で対応してくださいました。
院内見学の途中で何度も立ち止まり、みんなの写真を撮ってくださったり、チャーミングな笑顔が印象的でした。
終始笑顔が絶えない滞在となりました。

4/11(水)終日 北海道立子ども総合医療・療育センターさま見学

北海道立子ども総合医療・療育センターさまでは麻酔科医長の名和由布子先生のもと、院内見学、その日の手術のカンファレンスに入りました。
こちらでは耳鼻科の手術の麻酔を見学することができ、挿管のデモンストレーションもしていただきました。
その後もリハビリテーション科医長の香取さやか先生にご案内いただき、小児科のリハビリ棟、養護学校を見学するなど、充実した1日を過ごしました。
名和先生をはじめ、他の麻酔科の先生も英語が堪能で、医学生との意見交換などが活発に行われ、中でも香取先生はカンボジアに住んでいた事があり、クメール語を上手にお話しされていて本当にビックリしました。

4/12(木)午前 札幌渓仁会リハビリテーション病院さま見学

札幌渓仁会リハビリテーション病院さまは2017年6月に開院したばかりのとても綺麗な病院です。
看護師の柿崎晴美さんに院内を案内していただき、お話を伺いました。
柿崎さんにはパンフレットを英訳してくださるなどとても親切にしていただきました。
また、リハビリテーション部部長 佐藤義文さんにリハビリテーションに使う様々な機器を説明していただき、実際に体験することもできました。

4/12(午後)カイロプラクティック院りふれさま見学

午後からは白石区のカイロプラクティック院りふれさまへお邪魔しました。
院長の大倉武志先生より、体のバランスのお話しから始まり、カイロプラクティックについて詳しく説明していただいた後、施術もしていただきました。
カイロプラクティックもまた、カンボジアでは体験できないものですのでやはりみな真剣、興味津々。
ムエは「とてもリラックスできました、本当に体が軽くなりました。」と言っていました。
カンボジアに普及する日も遠くないかもしれません。

4/13(金)クリニークアンジェ牧山内科さま見学

クリニークアンジェ牧山内科さまは、院長の牧山九重先生のセンスがキラリと光る素敵なクリニックです。
院内の様々なところにこだわり抜いた上質なデザインを感じました。
通常の診療の他にもアンチエイジング、禁煙外来なども行っていて、医学生からはたくさん質問が出ました。
事務の佐々木典子さんが英語が堪能で、みんなの理解も早く、とても助けられました。
ありがとうございました。

みらいクリニック見学

今回の訪問では、みらいクリニックを見学する時間もゆっくりとることができました。
カンボジアの医学生たちは、ここでも日本の最新の医療を学ぼうと積極的な姿勢で院長に質問をしている様子が随所で見られました。

うれしい再会もありました。
みらいアンコール基金では、基金発足時にリーフレットを作成したのですが、その表紙に助産師の卵であるタビィがみらいクリニックでうまれた赤ちゃんを抱いている微笑ましい写真を掲載しています。
なんとその時の赤ちゃんとご両親がカンボジア学生の来院に合わせ、タビィに会いに来てくれたのです。
会いに来てくれたこの日は、前日に1歳のお誕生日を迎えたばかりとのこと、最初はずっと眠っていた赤ちゃんは目覚めてからも全く泣かず、とてもおりこうさん、ずっと、ご機嫌でした。
まさに1年ぶりに再会したタビィも、元気にすくすく育っている女の子の様子に目を細めていました。

その後、退院後のベビーの健診と妊婦健診の様子を見学しました。
カンボジアではこうしたホスピタリティは決して充実しているとは言えません。
当院ではホスピタリティに重きを置いておりますので、学生達は感動し、とても勉強になりましたという声が聞かれました。
きっとこの経験をカンボジアの医療の現場で生かしてくれることでしょう。

続いて、赤ちゃんのお人形を使ったベビーマッサージの講習です。
ベビーマッサージはカンボジアでは普及していないため、みんな興味津々!
楽しく医学生男子2人も真剣に、楽しく取り組む様子が見られました。

みらいクリニックでは、ベビーの聴覚スクリーニング検査の見学、沐浴の見学、分娩時のシュミレーション、ヨガを患者様と一緒に体験し、マザークラスの見学など盛りだくさんの内容が詰め込まれました。
そして集大成とも言える見学はなんと帝王切開手術の見学です。
医学生たちにとって、実際の現場を肌で感じることのできる貴重な体験となったことでしょう。
この時の様子はNHK「ほっとニュース北海道」にて放送されました。

4/13(金)サッポロ珈琲館北野店での交流会

札幌滞在の最後には支援してくださっている皆さんとの交流会を開催いたしました。
この日のために遠方からわざわざ駆けつけてくださった方もいらっしゃるなど、普段はなかなか会うことが叶わない医学生たちとの交流に、一同大いに盛り上がり、終始笑い声が溢れた思い出に残る2時間となりました。

この度のカンボジア学生の訪問に際し、お世話になった沢山の関係各所、支援してくださったみなさま、温かく迎えてくださいまして、本当にありがとうございました。
みらいアンコール基金では、夢を持ち、学びの道を歩むカンボジアの医学生たちを支えるため、今後も全力で支援していきます。

カンボジアで医学を志す若者に、今できること。

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